昨日のThe Japan Newsに、
People are game for gibier
という見出しの記事がありました。gibier=ジビエ(野生鳥獣の肉)の話なのですが、これを見てまず驚いたのが、
「『ジビエ』って、外来語だったのか・・・」
でした。
いや、特に語源などを気にしたことはなかったですけど、語調から何となく日本語の方言から来ているのかと思っていました。野生鳥獣の肉は英語ではgame (meat)だし、方言をカタカナ表記することは結構ありますし。でも、gibierというスペルを見るとローマ字じゃないので、日本語じゃないってことですよね。
さらに記事を読み始めて、”gibier”の説明がありました。フランス語だそうです。なるほど~。フランス語検定4級(大昔)の私には難しかったです。はは。
ところで、上記の見出しはpun「言葉遊び、だじゃれ」になっています。分かりますか?
gameには大きく分けて、3つ意味があります。
1.「試合、ゲーム」
2.「野生鳥獣、あるいはその肉」
3.「(新しいことや危険なことに)挑戦する気がある」形容詞
そして、この見出しでは3つ目の意味で使われていて、直訳は
「人々はジビエに挑戦する気がある」
となります。そして、ここであえてreadyとかwillingなどの類語ではなくgameが使われているのは、gameに2の意味があるからですね。
英字新聞ではこういったpunが含まれる見出しもよく見かけるので、見つけられると楽しいです。
ちなみに、gameの3番の意味では、
I’m game if you are.「君にその気があるなら、僕もやるよ」
みたいな言い方も、時々聞きます。