FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿

『Departure』(邦題「DEP:重大事故捜査班」)を全部見終わったので、Amazon Prime Videoで次に見る海外ドラマを探していました。そこで見つけたのが『FOREVER』(邦題「FOREVER Dr.モーガンのNY事件簿」)です。

事前の知識なしで見ようと思って、紹介文の冒頭「死に関する卓越した知識がNY市警の目に留まり、刑事とタッグを組んで事件の捜査に協力する」だけで、とりあえず見てみることにしました。

最初は、『メンタリスト』みたいに、捜査の専門家でない主人公が、特技を活かして事件を解決するみたいな話を予想していたのですが、いきなり「主人公が200年前から一切歳を取らず、何度死んでも生き返る」という設定が出てきて、まったくの予想外な感じに……。

超自然的な設定+捜査モノの組み合わせがあまり好きではないので、最初は自分には合わないかもしれないと思いましたが、いざ見てみると、これが自分には大当たりで、かなり面白かったです。

途中、主人公がものすごい観察力で相手の職業や状態を言い当てたり、捜査の手がかりを見つけるシーンがあり、『メンタリスト』に似た雰囲気があったのと、さまざまな科学的なウンチクが散りばめられていて、途中からはすっかりのめり込んでました。主人公のセリフ回しもユーモア溢れてて良かったですし。

ところが、「これは大当たりを見つけた!」とホクホク顔でWikipediaの英語版でプロットやキャストを調べてみると、No. of seasons(シーズン数)が「1」となっており、何やら不穏な感じが。

さらに記事を読むと、

(ABC) cancelled Forever after one season.

「(ABC)は1シーズンで『フォーエバー』を打ち切りました」

と書かれてました。なんと、1シーズンで打ち切りです。いやあ、全く予想してなかった。なんか、もうがっかりであります。

自分としては、ものすごく面白かったんですけどね。記事によると、ファンが打ち切りを避けるためにソーシャルメディアで運動を始めたものの、結局、打ち切りが確定してしまったそうです。

イマイチなドラマが1シーズンで打ち切られることは時々ありますし、実際に見て「これは仕方ない」と思ったこともあります。しかし、ここまで面白いと感じたドラマが1シーズン終了というのは初めてで、鼻息荒くしていた分だけ(笑)、なかなかショックでした。

で、残りの話を見るかどうか、悩み中なんですよね。

シリーズものの構成として、最終話はクリフハンガーで終わるため、最後まで見ても、宙ぶらりんのまま終了となります。数シーズン掛けて解き明かすはずの謎もほとんど手つかずでしょうし。

ただ、撮影終了後に打ち切りが決まったのではなく、撮影途中で決まった場合は、ちゃんと終わるように脚本の方向を変えられます。この場合、最終話はマンガの打ち切りと同じく「オレたちの冒険はここから始まる」みたいな感じで、それなりにケリを付けてくれることもあります。まあ、あくまでそれなりですが……。

本作品がどちらのパターンだったのか分からないので、ちょっと調べてから、残りのエピソードを見るか考えようと思います。