気がついたら前回更新から一月以上が経ってました。
歳を取ると、恐ろしいスピードで時間が進んでいきます……。
さて、カタカナ語の話の続きを。今回は、人名についてです。
固有名詞である人名は不変というか、どの言語で話していても同じだと思われがちですが、日本語表記と英語表記では別の名前に感じるくらい発音が異なることがあります。
私がもっとも驚いたのが、ヨハネ・パウロ2世 前教皇でしょうか。もう2~30年ほど前のことですが、英字新聞の記事でJohn Paul IIと書かれているのを見て衝撃を受けたことを覚えています。
ヨハネがJohnで、パウロがPaulというのは、かなり印象が異なりますよね。
この他にも、聖書に出てくる名前は、英語表記が日本語からは思いつかないものが多いです。
主なものをあげてみます。
ペトロ → Peter
マルコ → Mark
ヤコブ(十二使徒の一人) → James
※旧約聖書のヤコブはJacob。
マタイ → Matthew
ユダ → Judas
そう言えば、もう慣れてしまって気にならないですが、よく考えればイエス・キリストも英語ではJesus Christなんで、日本語と英語ではかなり発音が異なりますよね。
というわけで、もし英語で聖書の話をする場合は、登場人物の名前をあらかじめ調べておいたほうがいいかもしれません。