clinical

オリンピックのサッカー女子、日本対ナイジェリア戦を見ました。

副音声ではイギリス英語を話す女性が1人で実況・解説してまして、聞いていてサッカー用語とか特有の言い回しとか、勉強になりました。

その中で、一つ聞き慣れない単語が出てきました。

 clinical

よく、「臨床の、病院の」の意味で使われる語ですね。

文脈上、当然この意味ではなく、おそらく「正確な、効果的な」の意味で使っているのだとは思ったのですが、その意味があるとは知らなかったので、辞書を調べてみました。

ところが、Longmanを調べても掲載されておらず。Collinsを見ても載ってなくて、ようやく、Merriam-Websterを見ると、

■done or performed with excellence and precision

と掲載されていました。
なるほどです。最近使われ出した意味なのかもしれませんね。

外科医の正確で効率的なメスさばきとか、その辺りの比喩から来ているのかな。

あと、ウィズダム英和辞典では

■(くだけて)(特にスポーツで)とても上手な、正確な

とありました。

昨日の試合は、特に前半が日本チームが素晴らしかったので、実況でもclinicalを何度も使ってましたが、後半は拮抗して、ボールが収まらなかったり、攻め込まれていたので、ほとんど出てきませんでした。「前半はとてもclinicalでした」みたいな話をしているときだけでしたね。この単語の出現回数だけでも、試合の状況が見て取れます(笑)。