高校生のTOEFL対策

滋賀県や京都の高校で、卒業要件や大学への内部進学のためにTOEFLの得点を課しているところがありまして、私の教室にもその対策のために受講される生徒さんがよく来ます。今も何名か受講してくれています。

TOEFLにはいろいろ形式があって、多くの高校で必要とされるのはITPと呼ばれる試験です。
これは主に団体受験用に行われる試験で、昔行われてたPBT(Paper Based Testing)と同形式のものです。リスニング・文法・読解の3つのセクションに分かれています。

ただ、TOEICと比べてTOEFLは、英語圏で大学生ができるかどうかを測る試験ですから、学術的な話が多くなります。教科書が読めるかということですね。このため、レベル的には準1級~1級レベルな感じです。英検2級が高校卒業程度という目安ですから、高校生にはかなり難しい試験になります。

実際の試験では、長文どころか、文法穴埋め問題の設問の英文すら意味が分からないことがよく起こります。長文問題は難しくても仕方がないにしても、文法問題の英文の意味が分からないというのは、初めて受験する高校生にはなかなか衝撃的なようです。

一番の対策は、できるだけ早く準備し始めるということです。TOEFL用の対策法や勉強法に基づいて取り組めば、それほど問題なく必要なスコアは取れます。

以前、「次のTOEFLで~点ないと卒業できない」という高校生が、試験2ヶ月前くらいに受講されることがあって、その時はハードでした。週に数回受講してもらって、結構宿題もたくさん出して、生徒も必死でしたけど、私も必死でした(笑)。無事に必要なスコアが取れた時には、本当に安堵したものです。

ですので、できるだけ早くからスタートするというのが、一番の対策でしょう。

あと、TOEFLの初級では、文法だったり単語だったりが、高校で学ぶことと相当に内容が重複します。したがって、早くからスタートすると、学校での英語の成績も上がるのでおすすめです。